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音楽監督からのメッセージ

2020年12月

​アズールの目指すもの

 アズールの定期演奏会も11回を数えました。アズールのコンセプトは下に残してある2002年、2013年の記述の通りですが、これからのアズールが向かう先を改めて記しておこうと思います。

 アズールの基本である「全員が音楽を理解して演奏する」「メンバーひとりひとりが上達していく」オーケストラであることには変わりはありません。そのことを念頭にこれまで活動を続け、コンセプトを徹底するために指揮者が全員を正確に把握できる人数に絞って少人数で弦楽アンサンブルを続けてきましたが、メンバーが音楽的に進化するためには少しウィングを広げる必要を感じるようになりました。先日の第11回定期演奏会ではこれまでの活動の一定の成果が見られたと感じました。メンバーももっとさまざまな音楽に触れたいと感じ始めているようです。そのためには管楽器が入った曲も積極的に取り上げる必要を感じています。

 管楽器が入ったオーケストラにするためには、弦楽器の人数をもう少し増やす必要があります。しかしオーケストラ、特に古典的なものでは、弦楽器が中心であることは間違いありません。奏法も多様化しますし、技術的にも18世期中盤までの音楽とはやや異なった難しさがあります。しかし現在のアズールはその領域に踏み込む力があると判断しました。

 メンバー全員が進化しながら練習を続けるオーケストラ、という基本のコンセプトを譲ることなく、少し進化したアズールに向けてさらに練習を重ねていこうと思います。

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​音楽監督兼トレーナー 柏木真樹

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